長澤かおりさん
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《最強の環境で、最高の出会いがあります。》 長年、商品開発に携わってきた私の入学の目的は、現業のアウトプットの質を高め、自分自身の揺るがない軸を確立するためでした。ビジネスに必要な思考、知識、言語化...
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Executive MBA
秋学期が始まった東京では長沢雄次教授による「Strategic Thinking」が開講されています。この授業は9月入学の受講生が、本学のEMBAコースで最初に受ける授業です。
戦略には様々な定義がありますが、「戦略=競争に勝つこと」と定義します。競争に勝つ為には戦場(市場)を知り、敵(競合)を知り、己の力(自社)を知り、その上で適切な作戦(戦略)を立て戦い始め(実行)します。この一連のアクションをサポートするのが戦略の理論・手法です。このコースでは、理論・手法の基礎を学びつつ、より大事な「戦略思考と発想」をじっくりと学び身に付けて、論理的思考の基礎を作る事を最大の学習目標に置きます。また、様々なケースを通じて講師の経験を踏まえたリアリティのある議論を展開していきます。
授業初日は任天堂の事例を中心に取り上げました。世界中の子供たちを魅惑し圧倒的な支持を得、子供のライフスタイルをも変えてしまった任天堂のファミコン。かつての老舗花札メーカーが一躍世界市場を制覇し、かつ競合の参入を許さなかった成功理由を戦略の観点から議論します。
「任天堂の戦略を言葉で表すと何か?」との質問には、「娯楽を家庭に」などの回答が出ました。任天堂の成功理由を議論したあとは、NECやSEGAとの比較を行い、NECのゲームが失敗に終わった要因や、反対にSEGAが成功した要因などについて話し合いました。
「SEGAがなぜ成功したのか?」という問いかけには、任天堂に対する先行優位性、動きの素早さ、ライセンス、ハード、ソフト、マーケティングといった様々な方面から多くの意見が出ました。一つの設問に対してほぼ全員が発言し、さらにそれぞれ異なる意見を出していて、受講者も先生も新しい視点を得たようでした。