EMBA × 経営者の意思決定《Leading Corporate Business》
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東京、名古屋、大阪の3キャンパスの学生が名古屋キャンパスに一堂に会して受講する合同講義が2025年7月19日〜21日で実施されました。今回は、今年度新規開講科目の一つである「Leading Corporate Business」(菅...
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Executive MBA
東京校のEMBAコースでは、矢本成恒教授による「Technology & Operations Management」が開講されました。この授業では、イノベーション・マネジメント( 研究開発や製品・サービス開発のマネジメント)、そしてオペレーションズ・マネジメント(生産や運営マネジメント)を中心に学習します。
イノベーション・マネジメントの大きなトピックである「イノベーションのジレンマ」を扱った、とても有名なケース「ヒューレット・パッカード:キティホーク」。1992年の出来事であるこのケースは、開発マネジメントにおける新市場開拓についてヒューレット・パッカードは、画期的な新製品の開発に挑みましたが、この開発プロジェクトチームのビジネス展開の経緯から、イノベーション・マネジメントの課題と対策、特に新市場開拓のマネジメントの課題とその対策を議論しました。
ヒューレットパッカードは、1992年まで5.25、3.5インチのHD市場の地位を確立していました。さらに小型化市場の需要が拡大すると予測し、1.3インチのHD製品を開発しました。しかし市場の反応は想定外となり、成功とは言える結果には至りませんでした。次なる手を打つべくヒューレットパッカードのマーケティングが取った戦略は正しかったのか?製品開発を進める上で、技術開発への投資、顧客のニーズ、外部環境の変化などの観点を深堀しながら議論が進められていました。
受講生は1992年の時代に立ち返ってヒューレットパッカードが取った3つの戦略を分析し、3つの戦略案の中でどの戦略を選ぶのかを議論されていました。様々に意見が割れる議論に対し要点を整理し、経営者目線としてどのような観点で考えていくことが大切かを矢本成恒教授が白熱する授業を纏めておられました。