1科目は2週末・4日間で完結
MBAプログラムの1科目は2週末(4日間)で完結。多忙なビジネスパーソンも週末のみの受講でMBAの取得が可能です。授業では予習内容をベースにグループセッションやフィールドワークを通して磨き上げ、そこで得たアイディアや発想力を翌日から実践することが可能です。
授業では、予習で練り上げた自分の答えをベースに、課題についてグループセッションやクラス討議に臨みます。教員や他者の意見を取り込みながらさらに深く答えを探ります。これを繰り返し行うことで、幅広い視点や新たな発想に根ざした経営判断力を身につけることができます。MBAはEMBAと比較すると新規事業に関わる立場の参加者が多いという点に注目し、カリキュラムは新たな視点で市場や経営課題に向き合うために必要となるテーマを中心に構成されています。
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創造
起業家精神の本質を理解し、新しい価値を生み出すための拡散的思考や価値創造の手法を修得します。さらに、今までにないことに取り組む勇気、 あいまいな状況下での仮説設定力、知的な失敗から学ぶマインドセットを身につけます。最終的には、新たなビジネスモデルの構築、既存のビジネスモデルの革新、それを効果的に伝える能力、および実践的な戦略的思考・実行能力の向上も図ります。
- Innovation & Creative Thinking
- MBA Essentials
- Business Model Design
- Managerial Accounting & Control
- Designing Thinking for Managers
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変革
モノやサービスそのものだけでなく、その提供方法、手続き、組織に至るまで、今あるものに「変革」を起こすためのスキルとヒューマンパワーを醸成します。具体的には、変革の源泉となる起業家精神、リーダーシップ、新製品開発、技術経営、グローバル化戦略等を推進するために必要な知識と技術を学びます。
- Digital Marketing
- Service Innovation
- Entrepreneurship and Family Business
- Business Succession & Innovation
- Innovation for Community Revitalization
- Design thinking for Big Date&AI
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機会
問題の本質に着目し、真の課題を発見したり、明らかになっていないニーズを探し出す能力を身につけます。最新の事例研究や実践型ワークショップを通じて、現状のビジネスシーンにおける問題・市場機会・変革機会を発見し、新たなビジネスチャンスを創り出す力を養います。
- Financial Analysis
- Business Economics
- Crisis Management and Business Continuty
- Aligning Strategy and Sales
- 瀬戸信用金庫冠講座 Designing Organizations
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実行
価値の創造と価値の獲得は新規事業創出プロセスの両輪です。新たに創造された価値を具現化し、それを必要とするところに届け、成果として実現するための実践的アプローチを学びます。経営戦略立案、組織の事業力強化やグローバルマネジメントを担う、実行力のあるリーダーとして必要なスキルを修得します。
- Innovation Management
- Discussion Leadership
- Financial Market Simulation
- Financing of Innovation
- Business Succession &Innovation
- Entrepreneur & Strategy
- Leading Global Business
開講科目
Courses
Entrepreneur & Strategy
担当教員:長沢雄次 教授/MBA(Harvard University)
起業家とその戦略は、取り巻く内的・外的環境の急変が日常茶飯事で日々重要な意思決定に迫られます。その意思決定は、会社の存亡をいつも賭けているという意味での緊迫性と、会社の足元がいつも不安定という不確定性と、使用できるリソースが常に枯渇しているという制約性、という3つの特徴があります。このような戦略ダイナミズムをケースディスカッションを通じて追体験して、「戦略の本質」に一緒に迫っていきます。
Crisis Management and Business Continuty
担当教員:大槻奈那 教授/DBA, 一橋大学
ビジネスに於いて、将来なんらかの「危機」を経験するでしょう。これは金融危機かもしれませんし、戦争、もしくは家族などに関わる個人的な危機かもしれません。「危機」とは何か。過去にはどんな危機が発生したのか。どんな企業、シチュエーション、環境で危機が生じやすいのか、発生したときにはどのように対処すべきか、などを検討し、様々な危機に強い企業のマネジメントはどのような特性を持っているか、危機の各フェーズでどのような行動をとるべきか、さらに、日頃どのような備えをしておくべきか、等について習得します。
Innovation & Creative Thinking
担当教員:北原康富 教授/Ph.D.(早稲田大学)
ワークショップやグループディスカッションを通して受講者自ら発見する体験(アハー体験)をし、セレンディピティの一端に触れる機会を設けます。新規事業創出のプロセスを体験し理解することで創造的思考力を鍛え、新たなビジネスを生み出すマネジメントのあり方や仕組みを探ります。
Business Model Design
担当教員:小山龍介 准教授/MBA(Thunderbird School of Global Management)
新規事業の開発においてビジネスモデルの構造分析は最も重要な要素の1つです。ビジネスモデルを構成している諸要素を構造化するフレームワークを使うことで視覚的にビジネスモデルを分析し、既存のビジネスモデルの構造的理解と、現実の世界で機能する新しいビジネスモデルの構築を行います。
ケースメソッド
Case Method
ケースメソッドによる経営力を効果的に養う3ステップ
Source: L. A. Mauffette-Leenders, J. A. Erskine, and M.R. Leenders (2001), Learning with Cases 2nd ed., London, Ontario, Canada: Ivey Publishing.
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STEP1
個人予習 ケースを読み解き、仮説を立てる
受講者には授業開始の2週間前にはケースブックが電子配布されます。ケースを読み企業の成功要因や苦戦している理由を考察。教員が示す教科書や推薦図書なども参考にしながら、事前課題としてのアサイメントに対しての自身の考え(仮説)を授業までに完成させます。
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STEP2
グループ討議 議論を重ね、意見をまとめる
まずはグループセッションからスタート。予め大学から指定された少人数の参加者でグループルームに集合し、課題について意見を交換しながら各自の考えを共有します。グループリーダーの下で多様な意見を発言することで、自分の考えを整理するとともにケースに対する理解を深めます。
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STEP3
全体討議 最善の経営判断をクラスで追求
「この企業のプロジェクト失敗はしそうだが、このまま進めて良いのか?皆さんは賛成/反対?」など、教員によるファシリテーションの下での投票や挙手発言を通じて議論が行なわれます。様々な観点の意見がぶつかることで、さらに深い考察へと広がります。ケースメソッドの究極的な目的は、クラスで何か1つの結論を出すのではなく、もし将来、自分がケースで描かれたような場面に遭遇したらどう行動するのか?その姿勢を見つめ直すことにあります。