嘉戸 泰周さん
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学びを振り返ると、自らの思想や考えが理論を伴って発展されていくようになったと感じます。それまでにも会社の決定等に対して「自分はこう思う」ということはありましたが、条件反射的な要素が強く、どこか重み...
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吹く風もさわやかな秋晴れの日が続いています。
名古屋商科大学大学院名古屋キャンパスでは10/3,4,10,11の日程で、Business Innovation Programの講義「 Service Innovation(サービス・イノベーション)」の講義が行われました。
担当の三原康司客員教授は、早稲田大学理工学研究科博士前期課程修了後、ソニー株式会社において約20年間にわたりIT製品・インターネットサービス関連事業の経営企画・管理、商品企画、工場経営などに従事。多くの新規事業立ち上げプロジェクトに参画しています。
講義では、サービス・イノベーションの推進者になるための基礎知識や技術を学んでいきます。
サービス・イノベーションの典型といえる4つのケースに関して、様々な側面から議論し、サービス・イノベーションの特徴と重要なポイントを理解していきます。
受講生自身がイノベーションの種を発想できるようになるために、実績のある創造技法として、イノベーション発想法(目的展開法)を学び、各自でサービス・イノベーション戦略立案をします。
使用ケース例
今回は、3日目の講義を一部ご紹介いたします。
上記のケースを分析しながら、サービス・イノベーションを理解したことを前提に、受講生を4つのグループに分け、そのグループを1つの会社とし、それぞれのイノベーション企画案を出していました。
グループより発表される企画案は、斬新な新しいアイデアばかりでしたが、三原先生より
-この中で一番勧めたい企画はどれか?
-実際に市場に対して、どうのような展開が考えられるか?
-どのような問題があり、どうアプローチできるか?
などの質問があり、斬新な提案をアイデアだけに終わらせず、そこから「どう価値を生み出していくか?」の議論が交わされていました。
一般的に「サービス・イノベーション」と言うと、いかに革新的な技術やサービスを創出し,収益化につなげると考えがちですが、既存技術の活用による新市場創造すもイノベーションだと言えます。このように様々なイノベーションの形があることも学びました。
三原先生が、新たな価値を創造する際に最も重要なのは、「自社、自分をよく把握し、サービスイ・ノベーションに取り組むこと」だと述べていたのが、印象的でした。