研究人材支援ネットワーク開催（海外の博士号取得の費用と効果）

2021/05/30 Sun 研究人材支援ネットワーク #ネットワーク #社会人学生 #論文 #博士課程 #Alumni

研究人材支援ネットワーク第4回目の報告者である名商大教員、前川和歌子先生より開催報告が届きましたのでお知らせ致します。

『海外の博士号取得の費用と効果』

今回は私が学部卒業後の就職期間を挟んで英国に渡り、エセックス大学でMA in International Relations、Ph.D. in Governmentを取得するまでの歩みについて、大学院修了生の皆さんにお話する機会となりました。研究人材支援ネットワークの会合の中での私のヒストリーは、修士と博士の学位を海外で取得したという点にあるかと思います。同じ海外の大学で修士と博士を連続して取得するというのは、大学の環境にも慣れ、先生方の専門などを知り、修士の間に学んだことを発展させる形で博士課程に進むので、研究を進めていくうえで安心できる環境であるかと思います。英国の奨学金を獲得したり厳しいサバイバルの面もありますが、TAやアシスタントをさせていただいたりと、研究以外の面でも学ばせてもらえる環境は豊富でした。振り返ってみると、私は修士・博士課程でご指導いただいた先生方や大学でのワークショップなどを通して研究力を鍛えていただいたことで、博士号を取得できたようにも思います。英国で得たものは博士学位だけではなく、研究能力、教育経験やアカデミックコミュニティでの活動など、今後活かしていくことのできる多様な経験であったかと思います。（前川和歌子）