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事業承継研究所

Center for Family Business

ロシア国立研究大学経済高等学院(HSE)ビジネススクールへ講義提供

#講義提供 #事業承継研究所 #横山研治

名古屋商科大学ビジネススクールの研究機関の1つである事業承継研究所は2021年10月から2022年1月の3ヶ月間、合計12時間のファミリービジネスの特別講義をロシア国立研究大学経済高等学院(HSE)ビジネススクールのEMBAへ提供しました。本学の事業承継研究所はファミリービジネス研究において日本を代表する研究機関として定評があり、今回HSEからの強い希望により特別講義の提供が実現しました。

HSEのEMBAはロシアで最も評価の高いプログラムです。今回の特別講義は本学研究科長(渉外担当)でもある横山研治教授が教鞭をとり、のべ150名の学生が参加しました。講義は「日本のファミリービジネスの現状」「ファミリービジネスの理論とモデル」「ケース分析」「長寿性と収益性の要因」など多岐に渡り、かつ体系的に構成された内容となっており、日常的に質の高いプログラムを受講している参加者からも大変高い評価をいただくことができました。参加学生の多くは企業経営者で、講義終了後には以下のコメントが寄せられました。

  • 日本の成長企業の秘密を垣間見ることができた
  • 日本企業の長寿性について学びを深め、今後の自社の目標としたい
  • ケースを通して意思決定を学ぶことで、経営者としての心構えが身についた

今回のプログラム責任者であるHSEのセルゲイ教授からは「日本のファミリービジネスの本質を短い時間でわかりやすく講義してもらい、とても有意義な共同プログラムでした。今後も継続的に講義を依頼し、ロシアのファミリービジネスをさらに発展させていきたい」とのお言葉を頂戴することができました。本学の事業承継研究所は今後も海外のビジネススクールやファミリービジネス研究機関への今回のような講義提供の機会を積極的に創出し、日本のファミリービジネスについての情報を国内外を問わず広く発信して参ります。


名古屋商科大学事業承継研究所

名古屋商科大学と愛知県信用金庫協会会員15金庫は、2015年7月10日に事業承継支援に関する連携協定を締結しました。本学教員と信用金庫職員らが研究員を務める「名古屋商科大学事業承継研究所」を設立し、親族内承継を目的とした事業承継人材育成に協同で取り組んでいます。親族内事業承継を支援することで、中小・小規模事業者の事業基盤強化を図り、技術・暖簾(のれん)を後世に伝えると共に、企業の長期的な成長や雇用創出、地域産業の活性化などを目指しています。