MBA版リカレント教育とは?
リカレントとリスキルの違いについて語られる場面が増えてきたように感じます。まずは、リカレントとは社会人が自らの意志で学ぶことを指し、リスキルは企業が社員に対して提供する再教育という解釈がありますが、どうも違和感もあります。リカレント(Recurrent)とは「再発する」という意味の形容詞なので「リカレント〇〇」などと表現し、教育の意味においては「再び始める学習」と表現すべきでしょう。一方のリスキル(Reskill)については能力を高める行為を示す「他動詞」なので、以下のような意味になります。
- 〇〇に新しい技能を身に付けさせる
- 〇〇を再教育する
- 〇〇を教育し能力を高める
いずれも能力水準を高めるもしくは守備範囲を拡大することを目的とした教育を指しています。以下は実際に経営大学院(ビジネススクール)が社会人のリスキルを目的として提供する教育の区分となります。教育課程の修了にあたりリスキルした能力を証明する証としてDegree、Diploma、Certificateを発行して履歴書に記載することができるものが今後増えてくるものと思われます。
課程区分 | 授与 | 課程名称 | 期間 | 費用 |
学位課程 | Degree | Executive MBA, MBA, MSc | 2年間 | 百万円〜 |
修了認定課程 | Diploma | PreMBA | 1年間 | 数十万 |
履修証明課程 | Certificate | MBA Basics | 数週間 | 数万円 |
単科課程 | MBA単科 | 数日間 | 数万円 | |
公開講座 | 数時間 | 無料 |
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