フルタイムMBA vs パートタイムMBA
世界的な傾向として、パートタイムMBAへの入学者がなんと「3%」伸びて59.5%に達したという報告が国際認証機関「AMBA」より発表されました。そもそもパートタイムMBAとは、夜間、週末、など仕事とMBA取得を両立可能にするプログラムとなります。一方で、フルタイムMBAとは、平日の昼間に通いMBAを取得することであり、仕事を辞めてMBA取得に専念する方式のプログラムのため、入学者の比率では23.3%です。残りの約17%を構成するのはその中間方式を採用するモジュラー型のMBAで、それは数週間の集中講義《学習モジュール》を年に数回実施して世界中から多忙なEMBAを募集する方式です。ただこの方式は、数週間のあいだ仕事を離れることを要するため、よほどの専門職や企業役員でないと難しいため、参加者も世界的に大きく減少しています。
ここではパートタイムMBAとフルタイムMBAのメリット・デメリットを比較したいと思います。フルタイムMBAのメリットは「学業への専念」に尽きます。事実、世界の名だたるビジネススクールがフルタイムMBAに拘る理由も十分理解できますが、それに伴うリスクは計り知れないのも事実です。ここ数年、フルタイムMBAへの出願が世界的に減少傾向にあり、ヨーロッパを代表するかの有名なビジネススクールも入学基準を下げてきたとのこと。
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種類 | 講義 | 業務 | 学業専念 | 海外留学 | 年齢層 | 就職活動 | 家族の理解 | 恋人の理解 | シェア |
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フルタイムMBA | 平日 | 不可能 | 容易 | 必要 | 20代中心 | 必要 | 困難 | 容易 | 23% |
パートタイムMBA | 週末/夜間 | 可能 | 困難 | 不要 | 30代中心 | 不要 | 容易 | 困難 | 60% |
モジュラーMBA | 集中 | 未知数 | 未知数 | 必要 | 40代中心 | 不要 | 容易 | 容易 | 10% |