昨日東京で開催された 日経Bizアカデミー主催の「MBA EXPO TOKYO 2015 Autumn/Winter」なるイベントに少し顔を出し、多くの方々がMBA取得に興味を持たれている光景を目の当たりにしました。
国内でMBAを取得される方達のプロフィールについては、日経新聞などの調査ではなかか出てこない情報ですので、MBA取得を考えるにあたり一つの参考になればと思いまして、今回は特別に本ビジネススクールの学修形態、実務経験、男女比率を取り上げたいと思います。対象地域は東京、大阪、名古屋、集計対象数は合計500人(延数ではありません)におよぶ修士課程に在籍する受講生の集計情報ですので、十分な情報となるかと思われます。
まず、学修形態ですが8割を超えるビジネススクールの受講生が「Part-time MBA」というお仕事とMBA(学位)を両立する選択肢を選択しているという事実です。これはお仕事を一旦中断してMBAを取得する「Full-time MBA」が大きな割合を占めてきた欧米社会からすると非常に高い水準であり、日本固有の状況といえそうです。ただ、欧米でも再就職の困難さ、仕事を中断するリスクを回避したいという思惑から「Part-time MBA」が増加していると国際認証の会議で報告されており、将来は一部のビジネススクールのみがフルタイム形式(月曜ー金曜)でMBAを提供することになると思われます。