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About MBA
筆者は大会社の社長をやった訳でなく、いわゆるベンチャー、スタートアップ企業の社長を経験しました。とても楽しく、とても苦労しました。その苦労話から社長の本質をお話しします。MBAで学んでいることの上級編と思って聞いてください。
まず、一番苦労したのは会社を正常に機能させることです。組織も社内ルールもしっかり定まった会社に入社した方は、そんなの当たり前じゃないかと言うかもしれませんが、会社をゼロから立ち上げる時、これほど難易度の高い仕事は他にはありません。筆者もそれまで20年間大会社に勤めていましたので、普通に当たり前だと思っていたことを、当たり前にならない現実に度々絶望を感じました。社長が思った通りに会社が機能しない、社員がスムーズに仕事しようにも、何をどう進めて良いのか判らない。コンプライアンスだの内部統制だの言っている以前の問題で、組織・評価制度・権限・業務フロー・社員教育・・・会社を運営するのに必要な全てを作り、運用させなければ会社は機能しません。MBAで勉強していることの活用の場ではありました。なので、会社がようやく正常に機能したのを見た時、正直それを誇りに思いました。
業績の悪い会社、不祥事が起こる会社、社員が辞める会社は、会社として何らかの形で正常に機能していません。社長はそのことに気付いて機能修復をしなければならないはずですが、していません。現状を是としてそれが正常な姿と思い込んでいるのです。その方が楽ですから。会社は正常に機能していない、という前提で社長は会社を運営する必要があります。
社長は孤独とよく言われます。その通りだと思います。社長は会社の全責任を背負っています。社長の任期は取締役の改選期と同じですので、1年もしくは2年です。6年を超える長期政権が当たり前の会社では、社長の任期は保証されているような印象がありますが、そうではなく1,2年単位で責任を問われるべきです。東芝の不祥事を見て、社長の任期に対する覚悟、もっと言えば社長責任に対する覚悟が足りないと思いました。社長になった後は自分の任期を全うする為の保身に汲々として、会社の業績・未来へ継承、全く考えていないから、会社がダメになるのは当たり前です。さらに悪いことに、責任を回避して、自分は関与していなかった、という言い訳をしていることです。大きい会社ですので、確かに自分は知らなかったということもあるかもしれません。部下がやったということも本当かもしれません。でも、そうであったとしても責任は全て社長にあります。それが社長の責任の本質ですので。社長は業績が悪ければ、いつでも辞める覚悟が必要です。その覚悟がなければ、社長は失格です。
東芝の話ついでですが、筆者も自分の会社の業績が苦しいことが多々ありました。株主からの圧力、もっと長く社長やりたい、など色々な思いから、粉飾決算をやりたい誘惑に何度もかられました。社長の立場を利用したら、これはやろうと思えばできるものです。(有識者に怒られそうですが。。。)でも、それをさせなかったのは、社外取締役でもなく、今はやりの第3者委員会でもなく、自分の良心でした。人に嘘をつくのは、許されることではありません。親が子供に一番説教する言葉は「人に嘘をついてはいけない」ですよね。それが、会社人間になると便法とはいえ嘘をつきます。人を騙します。会社だから自分の業績が良くなるのであれば、あるいは、自分の責任を回避できるのであれば、嘘をついても良いという理屈ですよね。みなさん、そんな経験ありませんか?これは、間違った考えです。嘘に満ち溢れた会社が存続できるはずがありません。天は個人と会社とか関係なしに、あなたを見ています。
結論的には、粉飾決算はやりませんでした。それが筆者のささやかな誇りです。
最後に、稲盛和夫社長の個人信条でもあり、京セラの社是でもある、この言葉を紹介して、この稿を終わります。
敬天愛人
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