企業研修(英:KIGYOUKENSYU、日:きぎょうけんしゅう)とは何か?今回はじっくり考えてみようと思います。皆さんの会社はどんな研修を実施されていますか?巷には多様な企業研修が存在していますが企業研修を大きく区分すると「階層別研修」と「目的別研修」に分類されます。そもそも企業研修の目的は、従業員の能力開発を目的として多くの企業が実施しているのと同時に、そこには悩ましい課題を抱えているのも事実です。
- 参加者のモチベーション不足
- 座学中心になりがちな社内講師
- 一般論では使えないと思ってしまう
- ありきたりの階層別研修
誤解を恐れず表現すると「企業研修」に限らずビジネス教育を主体的に参加してもらうためには「他社のケーススタディで喧嘩するぐらい楽しく」なくてはなりません。「喧嘩する」と言っても無理難題を言う上司に「波動拳(↓➘⇢P)」を繰り出す練習を行うのではなく、また「楽しく」といってもクライアントを爆笑させるネタ作りを行うわけでもありません。他社の事例であれ、各自が自分の意思決定として真剣に熱く議論するという意味です。送り出す企業側としても、参加者に「大変だったけど楽しかった、他の人も参加した方がいい」という一言をもらえれば、とてもやりがいを感じますし、経営者も知的好奇心をくすぐる企業研修に「教育投資」としての価値を見出す事でしょう。
ビジネススクール=研究者養成=理論研究中心=実務に関心ない、という妙な誤解が日本ではまだ強いのですが、ビジネススクールとは行動する「姿勢」を修得する場です。今やこうしたビジネススクールを活用した企業研修にリーダー育成の場としての価値を見出す企業も増え始めています。