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ケースメソッド

Case Method

リーダーの視点を追体感するケースメソッド

全ての授業において最新のビジネスケースを教材とした「ケースメソッド」を導入しています。ビジネスケースに綴られているのは、実在する企業が日々直面している経営課題です。経営者の視点に立って、ビジネスケースを読み解き、議論を繰り返します。数百におよぶ多様な事例を元に経営者意思決定を擬似体験することで、実践的なマネジメント力を高めます。


ケーススタディで与えられるケースの場面は過去であり、既にその主人公の意思決定は終了しています。主人公の決断を「当てる」ことが目的ではなく、その醍醐味は「あなた」ならどう決断するかを我が身に置き換えて考え、議論することにあります。

ケースには必ず主人公がいて、悩みを抱えています。MBAの学生はケースを読み解くなかでその悩みを追体験していき、最後には主人公になりきって意思決定を下します。グループ討議、全体討議を行う中で、他の学生の追体験談を聞きながら、自分の用意した意思決定を磨き上げます。2年間という短い期間ですが、数百人の経営者の意思決定を追体験をすることで、理論や知識では身に付かないリーダーとしての経験値を高めます。


  1. 経営力を育てるリアルな企業事例

    現在、世界に流通するビジネスケースの多くがハーバード製と言われ、国内MBAでも和訳版が使用されています。しかしこれらの多くは5年から10年以上前のものであり、今まさに企業が直面している課題に触れられるケースは少ないのが現状です。最新が最良というわけではありませんが、10年前にはありえなかった経営課題が現在存在するのも事実。名商大ビジネススクールでは修了生の所属企業でのケース開発を用いて、最新の経営課題を学べる環境を確立。現在では1,000を越えるオリジルケースを保有し、年間100以上の新たなケースが誕生しています。業態も、大手、中小、外資、ベンチャーと多岐に亘り時代に即したリアルな事例で学ぶことができます。

  2. 自社戦略をまとめる学びの集大成

    本学では、修了時の特定課題研究として、学生全員がケースライティングに挑戦します。ケースライティングとは、ビジネスケースを自ら作成すること。企業をとりまく現状や課題、成功要因などを調査し、経営者の視点から文章にまとめます。取り上げるのは、原則として自分が在籍する企業。完成すれば、自社の経営改善や新規事業提案にも即活用することができます。 また、優秀なビジネスケースは、翌年から後輩の教材に。自分のケースを使った講義に、アドバイザーとして参加することもできます。

  3. 多様性を尊重し「共に学ぶ」

    ケースメソッドでは「共に学ぶ」という点も重要なポイントです。ケース討議を通じて、教員に教わる時間的割合は全体のたった10%です。残りの90%は他の学生との議論。つまり教官から学ぶより教室にいる学生同士の発言で学ぶことの方がずっと多いのです。討議はケースに書かれた悩める主人公の、学生一人一人の追体験の場です。主人公の立場を理解し、その立場になり切って、共に悩みを解決してあげる。その経験を一つのケース・一つの授業で重ねていくことになります。その経験が2年間で凝縮され、学生の皆さんを成長させます。普段の仕事では得られない密度と豊かな経験が得られます。

  4. 文部科学省《職業実践力育成課程》

    名古屋商科大学ビジネススクールは、大学院における修士課程と履修証明課程が文部科学省《職業実践力育成プログラムBP(Brush up Program for professional)》の認定を受けています。本制度は、社会人の職業に必要な能力の向上を図る機会の拡大を目的とした制度であり、教育課程における、指導手法および指導教員が、実社会が求める実践的なスタイルであることを認定するものであります。


ケースメソッドの魅力

経営力を効果的に養う3ステップ

分析力、論理的思考、プレゼンテーション能力、リーダーシップ。経営には多岐にわたる能力が必要です。名商大ビジネススクールのケースメソッドでは予習・グループ討議・クラス討議の3ステップを繰り返すことで、これらの力を培います。



Source: L. A. Mauffette-Leenders, J. A. Erskine, and M.R. Leenders (2001), Learning with Cases 2nd ed., London, Ontario, Canada: Ivey Publishing.


  • STEP1

    個人予習 ケースを読み解き、仮説を立てる

    受講者には講義開始の2週間前にはケースブックが電子配布されます。ケースを読み企業の成功要因や苦戦している理由を考察。教員が示す教科書や推薦図書なども参考にしながら、事前課題としてのアサイメントに対しての自身の考え(仮説)を講義までに完成させます。

  • STEP2

    グループ討議 議論を重ね、意見をまとめる

    まずはグループセッションからスタート。予め大学から指定された少人数の参加者でグループルームに集合し、課題について意見を交換しながら各自の考えを共有します。グループリーダーの下で多様な意見を発言することで、自分の考えを整理するとともにケースに対する理解を深めます。

  • STEP3

    全体討議 最善の経営判断をクラスで追求

    「この企業のプロジェクトは失敗しそうだが、このまま進めて良いのか?皆さんは賛成/反対?」など、教員によるファシリテーションの下での投票や挙手発言を通じて議論が行なわれます。様々な観点の意見がぶつかることで、さらに深い考察へと広がります。ケースメソッドの究極的な目的は、クラスで何か1つの結論を出すのではなく、もし将来、自分がケースで描かれたような場面に遭遇したらどう行動するのか?その姿勢を見つめ直すことにあります。


ケース x フィールド

フィールドメソッドとはケースメソッドを補完するものであり、教室の外で受講生自らが体験することを通じて学修するアクティブラーニングです。ケースメソッドが「議論して学ぶ」ことに対し、フィールドメソッドは「体験して学ぶ」ことになります。両メソッドは相互補完的であり、ケースで学んだことを教室の外で実践することで、何がうまくいくのか、何がいかないのかなど、様々な気づきを獲得します。失敗を通してより多くの学びを得るのです。


厳しい教員採用基準で教育の質を保証

ケースメソッドを用いた教育の成否において、重要なファクターの一つは、それをファシリテートする教員の質にあります。本学の教員は、MBAや博士号の取得などアカデミックバックグランドを有すると同時に、9割以上がビジネスの現場でマネジメント経験を持つ実務家です。本学では、AACSBやAMBAといった国際認証が定める基準に関係する教授領域と関連した実務経験、論文・著書の実績など、いくつもの厳しい基準をクリアして採用しています。厳しい採用基準をクリアし、実務で得た経験や知識を持った教員が、ビジネスに直結した実践的な学びを提供しています。また、いずれの授業も受講生から授業調査を実施し、その内容を教員にフィードバックしていきます。その結果、世界的に権威あるQSランキングやFTランキングなどにおいて、本学の修了生たちの成長や活躍が高く評価されています。また、日経キャリアマガジンなど各種メディアにおいても、本学マネジメント研究科が「MBA学生満足度ランキング」で第1位に選ばれています。


教員の職種

  • 代表取締役/経営者
  • コンサルタント
  • 公認会計士・税理士
  • 執行役員パートナー
  • 弁護士・専門職
  • 会社管理職
  • 研究職
  • その他



ケースメソッドとは

Case Method



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本学のケースメソッドは無料の説明会でも体験できます。名古屋商科大学では通年のプログラムの他、単科受講、PreMBA、企業研修など、様々なプログラムを用意していますので、是非一度、ケースメソッドを体験してみてください。



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