アブストラクト
リーマンショックを引き金にした世界的金融危機に対して実施された緊急保証制度は平成22年度で終了する。全国の中小企業の4割が信用保証制度を利用し,3F信用保証協会も小企業にとってメインバンク的な役割を担ってきた。同保証協会の企画調整部長に対して常任理事会から今後の経営の在り方について報告を求められたとの設定で,自社,競合,顧客,チャネル,そして多様な利害関係人との関係と外部環境を踏まえたうえで,規制産業,公的機関としての役割と制約,採算性と公共性のバランス,金融サービス業としてのリスク管理といった特有の課題も含めて同保証協会の経営(持続)戦略,特にマーケティング戦略について考察させるものである。
詳細情報
ケースID | 11-1038 |
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登録 | 2011 |
業界 | 補助的金融業,金融附帯業 |
分析領域 | マーケティング |
ページ数 | 22 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |