アイシン精機株式会社 2012
アブストラクト
アイシン精機は,トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)の航空機部門を担うことを目的として設立された愛知工業と新川工業が合併し 1965 年に誕生した企業である。合併前の両社は戦後,自動車部品に従事する事になり,合併後のアイシン精機は両社の製造品目を引き継ぐ形で,機関系部品,車体系部品,駆動系部品,制動系部品と幅広い品目を取り扱っている。この幅広い製造品目を梃子に日本の高度成長を牽引してきたトヨタ自動車の系列の下で成長してきた。グローバル化が叫ばれる昨今,アイシングループビジョンの達成の為にどのようなマーケティング戦略を採るべきなのかを探るというケースである。本ケースには,「自動車部品業界の八百屋」と言われるアイシン精機を含むアイシングループの製品群の特徴と自動車業界の動向を踏まえ,アイシングループを取り巻く環境分析を行い,将来の自動車の様変わりやグローバル化に対しどのようなポジショニングを採っていくべきなのかを検討する。また,世界的に自動車メーカや自動車部品メーカの再編が進み,資本提携や合併が盛んにおこなわれている中において,アイシングループの特徴である分社化経営を分析し,今後のグループ戦略の方向性を検討する。主人公は,アイシン精機の経営企画室の室長であり,アイシングループビジョン 2015 の達成のため,2012 年の全社方針をどのような提案で立案するべきであるかを検討する。
詳細情報
ケースID | 11-1092 |
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登録 | 2011 |
業界 | 自動車・同附属品製造業 |
分析領域 | マーケティング |
ページ数 | 27 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |