アブストラクト
独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」という)は過去50年近く政府開発援助(以下「ODA」という)で開発途上国・地域の開発援助を実施している公的機関である。JICA事業の中でも青年海外協力隊事業は国民的にも認知度が高い。協力隊員の活動の基本姿勢は「現地の人々と共に」という言葉に集約され、隊員の持っている技術や知識を活かして開発途上国の国づくり、人づくりに身をもって協力することが求められている。帰国後、就職活動に苦労することが多いものの、近年、グローバル人材として活用する動きが出始め、JICAでも民間企業、大学、NGO等と連携したグローバル人材の育成が検討されている。隊員経験者5人による協力隊参加希望動機から現在の至るまでの体験談を交えながら、協力隊経験者で得ることができるグローバル人材としての能力と、日系企業が求めているグローバル人材の能力の差違から、今後の日系企業に求められているグローバル経営理念と戦略を検討するケースである。
詳細情報
ケースID | 12-1010 |
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登録 | 2012 |
業界 | 他に分類されない非営利的団体 |
分析領域 | 企業と政府 |
ページ数 | 53 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |