アブストラクト
我が国の貿易における海上貿易の割合は99%以上を占めまさに海運業は日本と海外をつなぐライフラインである。国内海運業は、これまでオイルショック、国際紛争、プラザ合意など国際情勢に多大な影響を受けながらも政府主導による業界再編を繰り返し国際競争力を維持してきた。国際競争力を維持していくために真っ先に犠牲となったのは日本人の船員たちである。今や国内の海運業の大半が賃金の安い外国人船員で占めており、この状況はますます拡大していくものと思われる。しかし、国内の安定した輸送を確保していくためには、一定以上の日本人船員、日本の籍船を増やさなければならないが、船員を希望する若者の減少、長期間の航海による離家族問題、離社会問題、さらに海賊問題などの様々な問題を抱えている。このような問題に対して、乾汽船は、どのように今後対応していくべきか、人材の観点から様々な角度で検証し、提言を行うものである。
詳細情報
ケースID | 12-1012 |
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登録 | 2012 |
業界 | 外航海運業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 25 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |