アブストラクト
2012年、日本の情報通信業界は、低迷する経済環境の中、依然として厳しい状況が続いている。このような情勢下、日本ソフトウェア業界の対象企業——システムインテグレーターである富士ソフト株式会社(東証一部上場企業であり、本社は神奈川県横浜市に所在する)は、収益構造改革に取り組んでいる。その一環として、日本国内だけではなく、大きな成長が期待できる海外市場への進出が不可欠であると認識している。しかし、人材面において自社の成長と国際競争を勝ち抜いていくために必要不可欠となる“富士ソフトに必要な人材”の育成を重要視している。これからの富士ソフトグループは、収益性、生産性の向上とともに、人材の水準を長期的に高めていくことが重要な課題となっている。本ケースでは、主人公としての当社の海外出身の社員の思い、同社内での日常を紹介することでソフトウェア会社である富士ソフトと外国人社員である張さんとの今後の関係について焦点を絞り、本ケースを作成した。なお、本ケースは富士ソフトと当社の社員が今後更なる成長を図るため、本課題について検討するというものである。
詳細情報
ケースID | 12-1019 |
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登録 | 2012 |
業界 | ソフトウェア業 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 38 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |