有限会社エスヴィエス 2012
アブストラクト
有限会社エスヴィエスはこれまで、小学生~高校生を対象とした学習塾「シセイ塾」を地域密着で約30年経営してきた。少子化の影響で市場は今後も縮小傾向にあり、事業が飛躍的に成長することは考えにくい状態である。そんな中、業界では「ゆとり教育」の影響から個別指導を中心とした学習塾の乱立が進み、一方では大手学習塾が合併・買収を繰り返し、限られたパイの中で激しい顧客の奪い合いが繰り広げられていた。2011年からは、文部科学省による新学習要領が実施され、学校教育が再び変わろうとしている。有限会社エスヴィエスは、近年の市場環境の影響を受けて塾舎閉鎖など、経営が悪化しつつある。シセイ塾が今後も成長を続けていくために、今後の方向性を探るというケースである。本ケースには、シセイ塾が成長してきた背景と、岡田政則社長、講師、生徒との関係性を描いている。主人公は岡田社長である。市場環境と、現状の顧客ニーズなどを踏まえ、どのような戦略を取るべきかを検討する。
詳細情報
ケースID | 12-1028 |
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登録 | 2012 |
業界 | 学習塾 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 23 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |