アブストラクト
医薬品産業は、他産業に比べて特殊であると言われている。その医薬品産業の中で、大塚製薬株式会社は、「時代の常識」に捕らわれることがなく、「ぶれない独自の経営理念」と「顧客視点」に立ち、世界の人々の健康に貢献する革新的物づくりに立脚することで成長してきた。革新的な物の一つが、抗精神病薬「エビリファイ」である。エビリファイは大塚製薬株式会社で発見・開発され、ブロックバスターと言われるまでになった。しかしながら、このエビリファイは2015年4月米国で特許が失効し、大幅な売り上げと利益が消失すると予想している。この問題に対し、どのような対策を打ち、どのような戦略を推進していくべきかと、ブロックバスターに頼らない次世代を見据えた戦略のため、新規ビジネス領域をどのように設定するかについて述べる。
詳細情報
ケースID | 12-1057 |
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登録 | 2012 |
業界 | 医薬品製造業 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 23 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |