アブストラクト
現在、製造業界ではモノ作りの拠点を中国、タイ、インドネシアなどアジアを中心とした海外への移転を進めている。その影響をうけて日本から輸出される貨物量も以前と比べるとかなり減ってる。商社においても、いわゆる三国間貿易とよばれる形態をとるのが主流になっており、モノが日本から動くわけではなく、生産された国から販売された国へ日本を経由することなく直接輸送するということが行われている。また輸入品に目を向けると、日本に輸入される製品は以前にくらべてそれほど増えているわけではない。これから先、日本では少子化が一層進み人口が減っていくといわれている。日本国内における財の消費に変化が生じてくることが予想される。このような状況において、国際輸送業界が抱える課題、主に航空貨物の取り扱いを中心に発展してきた株式会社近鉄エクスプレスが直面する課題と、同社が今後も航空貨物を中心に営業をすすめていくべきか、あるいは他に何か新しい分野に進出すべきかを主に航空輸出の観点から考えてみたい。
詳細情報
ケースID | 13-1014 |
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登録 | 2013 |
業界 | 航空運送業 |
分析領域 | マーケティング |
ページ数 | 25 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |