アブストラクト
ジーエス・ユアサ コーポレーション(以下,GSユアサ)は,2004年に日本電池とユアサコーポレーションが経営統合して設立された会社である。国内自動車電池事業,国内産業電池電源事業,海外事業の3つを事業の柱としており,国内市場では1位,世界市場では3位(アジアでは1位)のシェアを確保している。その基本的な収益モデルは,原材料から電池に必要な各部品をほぼ全て社内で内製し,顧客の要求に沿った高品質な製品を作り込み,主に日系の企業に向けて販売する,というものである。また,新規事業としてリチウムイオン電池事業を2010年度より立ち上げている。本ケースは,こうしたGSユアサの経営者が,今後更なる成長を果たすため,さまざまな可能性を探るものである。本ケースには,GSユアサの取り扱う製品群が登場し,それらに関連した自動車,通信,エネルギーなどの各分野の動向との関係性が取り上げられている。主人公は,発表直後の第三次中期経営計画の達成を前提にして,さまざまな市場のポテンシャルをどのように考え,どのようにマーケティング戦略を遂行するべきであるかを検討する。また,経営方針である「世界のお客様へ快適・安心を提供するエネルギー・デバイス・カンパニーを目指して,事業領域の拡大と継続的成長を図り“新生GSユアサ”へ飛躍する」を達成するため,組織が今後あるべき姿についての提言をおこなう。
詳細情報
ケースID | 13-1071 |
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登録 | 2013 |
業界 | 電池製造業 |
分析領域 | アカウンティング |
ページ数 | 32 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |