アブストラクト
本ケースは、日本の水田農業やそれに対する施策の全般的な動きについて記述した上で、米農業を取り巻く環境の変化や佐渡市農業の農地面積、農家数などの推移と現状とともに、佐渡市の特徴的な取組である佐渡市認証米制度を踏まえ、これまでの基本的に小規模な兼業農家によって支えられてきた佐渡の米農業システムを今後の高齢化の進展を踏まえ、どのように変えていくのか、その可能性を考えるためのものである。具体的には、佐渡市認証米制度が2008年(平成20年)から導入されているが、今後の米農業の進展のためには、この認証米やそれ以外の佐渡米について、その米の特徴等を踏まえてどのようなマーケティング戦略のもとで、どのようにして流通・販売していくのか。また、佐渡市として、農業を成長産業として位置づけ展開させようとする大きな農政の転換期をどう捉えて、JA、農業法人、個別農家、酒造会社といった米農業に関わるプレーヤーの果たす役割や、島の米農業全体のポテンシャルを引き上げるための仕組の構築について検討するものである。
詳細情報
ケースID | 13-1073 |
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登録 | 2013 |
業界 | 耕種農業 |
分析領域 | マーケティング |
ページ数 | 25 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |