アブストラクト
リクルートキャリアは、企業の正社員採用領域において新卒採用向けと中途採用向けに求人広告メディア及び人材紹介サービスを主に運営し、そのいずれにおいても2013年時点でトップシェアを誇っている。しかしながら、その優位性は徐々に競合にキャッチアップされており、さらには2013年に入っての国内景気の好転により競合の積極投資や新規参入が相次ぐようになっている。市場の拡大は当社の短期利益にも大きく貢献しているが、一方で市場シェアという観点、長期的な優位性維持という観点では決して楽観的とはいえない状況になっている。また、近年では、FacebookなどのオープンSNSを活用した安価なリクルーティングサービス、全世界の求人情報を一括検索できる検索エンジンなど、これまで各企業が自社に閉じた企業-求職者のマッチングデータベースを磨いてきたものとは別の世界観でサービスを展開する新規参入も相次いでいる。このような競争環境下で、リクルートキャリアは今後も成長していく為に、どのような戦略を採っていくべきであろうか、本稿にて検討する。
詳細情報
ケースID | 14-1069 |
---|---|
登録 | 2014 |
業界 | 職業紹介業 |
分析領域 | マーケティング |
ページ数 | 40 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |