アブストラクト

自動車業界は誕生より100年、変わることのない競争を繰り返してきた。現在でも自動車メーカー達が技術開発にしのぎを削り、性能・燃費・環境・安全の各分野で開発競争を日夜繰り広げている。しかし実情では自動車そのものの概念は変わることなく過去100年から続く技術をひたすらに洗練させて正常進化を続けているだけなのである。顧客側も性能・燃費・安全・価格サービスといったニーズから外れることはなく景気や時代背景に左右されながら似たようなトレンドを繰り返している。その巨大な企業たちでひしめき合い、競争を繰り返す中で寡占化しており、新規参入の余地も小さい上に市場自体も成熟しているにも関わらず衰退する気配すらない業界である。この変化も少なく、市場がなくなる事もない業界において今後もこのまま不変・不滅のまま存在していくのかを考えるケースである。

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