BCコンサルティング 2015
アブストラクト
日系の大手経営コンサルティング会社BCコンサルティングはこれまで、日系製造業の顧客に対し、SAPなどの基幹業務ITシステムの導入を日本国内およびアジア各国で手掛けることで、日本国内のみならずグローバルで成長を遂げてきた。“顧客の成功に向けて共に歩む”という経営理念にもあるように、顧客になった企業に対して、ITコンサルティングを中心に業務やITの戦略策定や要件定義〜構築〜保守運用に至るまでの幅広いサービスラインアップで、長期間に渡った顧客との信頼関係を構築することが成功のパターンであった。ここ数年で日系製造業のアジア各国への海外進出はひと段落し、顧客の課題は、単純なアジア各国への進出から、現地法人内での業務効率の向上や物流拠点の統合、海外企業のM&Aに伴う業務統合といった複雑・高度化した課題へと移行している。このような背景のもと、社長の大沢から2020年に向けた新たな中期経営計画の中心的な戦略として、日系製造業の海外現地法人顧客へのコンサルティング案件の受注拡大を狙う“Japan+”戦略が全社キックオフ会議で発表された。本ケースの主人公、BCコンサルティングの経営企画グループに所属する清原は、大沢社長の新戦略“Japan+”に基づき、海外現地法人や各事業部が具体的なアクションを取れるレベルに戦略の具体化・詳細化を進めるとともに、Japan+戦略を推進する上での組織上の課題を見つけ、その解決策を模索する。
詳細情報
ケースID | 15-1016 |
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登録 | 2015 |
業界 | 経営コンサルタント業,純粋持株会社 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 19 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |