アブストラクト

みずほ銀行は，日本初のメガバンクの誕生など，日本の金融業界において時代の先頭に立ち，これまでメガバンクとしての成功を収めてきた。しかしながら，繰り返される社会的信用を失墜する事象，リーマンショック（サブプライム問題）による非伝統的な投資銀行型高収益ビジネスモデルの崩壊，競合他社との金利競争激化など，現行ビジネスモデルでの成長に限界を感じ，新たな成長軌道を描こうとしている。これまでにみずほ銀行が築き上げたものは何か，それらを活かしながら，どのような経営戦略を選択するのか。コーポレート・ガバナンスの観点から，みずほ銀行の経営（成長）戦略を探索する。

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