西日本電信電話 2015
アブストラクト
NTT西日本は競争激化と移動体通信との競合から光回線の新規顧客獲得に苦しんでいた。更に非対称規制を突いたKDDIの固定通信と移動体通信の一体割引が加わり、個人向け販売のコストは増大し、事業モデルは崩壊寸前であった。2014年5月NTTは光回線のサービス卸「光コラボ」を発表し、主力のB2CからB2B2Xへの転換を図った。光コラボには緊急対策と成長戦略の二つの側面があり、成長戦略は異業種の提携先開拓が鍵を握る。本研究では光コラボの戦略の妥当性を検証し、今後どのような戦略が必要か、また光コラボの対象でない法人顧客にはどうすべきか検討する。更に海外や業界動向を踏まえて、新しい時代の通信事業者として事業をどうしていくべきか検討する。
詳細情報
ケースID | 15-1042 |
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登録 | 2015 |
業界 | 固定電気通信業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 102 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |