アブストラクト
超高齢化と日本が呼ばれるようになってから10年以上経った。2000年度に介護保険制度が発足。政府が本腰を入れて取り組み始めている。日本はそれほど待った無しの状況である。そこから生まれた介護ビジネスは非常に多種多様である。大手企業メーカーも参入し、介護業界はますます激化していく。ここ近年ついに淘汰されていく中小会社が出てきてしまった。しかし、人口統計から読み解いても、今後も介護のニーズは必ず存在すると強く信じる主人公。働き手もサービスを受ける側も決して満足出来ていない。本ケースは,こうした介護の現状に対して主人公南部が介護業界の中で起業するため,さまざまな可能性を探るというケースである。本ケースには,介護業界の構造や今後予想される日本の人口、さらには介護ビジネスの形態から大規模と小規模の介護施設の比較、現場の介護職員のアンケート結果を踏まえて検討する。しかし、介護を必要とする人への直接サービスの飽和に主人公は愕然とする。そこから介護利用者だけでなくご家族も意識したサービスは何か無いか意識を転換した主人公は,今後の日本の状況変化、介護業界の構造、介護ビジネスの特徴を前提にして,介護現場で働く職員のアンケート結果や介護をしている人との会話を踏まえて,どのような事業コンセプトを立案し,どのように提供価値を高めていくべきか検討する。
詳細情報
ケースID | 15-1072 |
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登録 | 2015 |
業界 | 老人福祉・介護事業 |
分析領域 | ベンチャービジネス |
ページ数 | 29 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |