アブストラクト
日本と米国の総合化学メーカーの合弁会社として1962年に日本に設立されたポリプラスチックス株式会社(以下、「ポリプラ」)は、エンジニアリングプラスチックス(以下、「エンプラ」)の製造販売で日本市場トップシェアを確保した。1990年代に進出したアジア地域においても、顧客に対する手厚い技術サポートやニーズを先読みした技術提案により販売拡大に成功し、アジア有数のエンプラメーカーに成長した。2012年以降は事業活動範囲を全世界に拡大し、主力製品であるポリアセタール樹脂(以下、「POM」)では世界最大の生産量を誇る製造工場を建設した。2015年現在、世界市場で持続的な成長を実現すべく、組織や人事制度のグローバル化施策に取り組んでいる。本ケースでは、海外子会社として設立されたポリプラが、日本でトップシェアを確保するまでの期間(1990年以前)、日系企業の海外展開に伴いアジア進出した期間(1990年代以降)、全世界での販売拡大を目指している現在(2012年以降)の3つの期間に区切って、組織や人事制度の取組みについて検討する。
詳細情報
ケースID | 15-1080 |
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登録 | 2015 |
業界 | 有機化学工業製品製造業 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 20 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |