Photo electron Soul 2015
アブストラクト
大学で知財・技術移転グループに属していた鈴木は、NEDO TCPの最優秀賞受賞を機は、大学発ベンチャーの起業を行おうとしている。そのシーズは、光陰極半導体素子および電子ビーム発生装置であり、前者は理化学研究所に属する特許、後者は名古屋大学に属する特許であり、後者は鈴木自らライセンスアウトを行ったものである。その技術応用分野は、金属3Dプリンター、電子顕微鏡、半導体マスク露光装置、半導体検査装置等の超微細加工、超微細観測装置等幅広く、この市場規模を背景に鈴木は起業を決意し、2020年オリンピックイヤーの上場に向け、行動計画を立案しようとしている。しかしながら、大学発ベンチャーは大学シーズをコアにした研究開発型企業であるにも拘わらず自らは大学シーズである特許の所有権を持たない。このような研究開発型でかつ大学発ベンチャーとして特許ポートフォリオをどう考えるべきかを問うケースである。
詳細情報
ケースID | 15-1127 |
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登録 | 2015 |
業界 | 電子応用装置製造業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 15 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |