アブストラクト
舶用電子機器の世界的なメーカーである古野電気は、1986年船舶向けのGPS受信機の製品化に成功し、今日まで日本の老舗GPS(GNSS)受信機メーカーとしてのチップ・モジュールの提供を続けてきた。2005年には携帯電話向け市場への参入を試みるも結果的には失敗し、現在は主力のカーナビ分野を中心に時刻同期・タイミング市場や変位監視市場などに向けた製品を開発している。しかしながら、1周波のGNSS受信機チップやモジュールはコモディティ化が進み、中国メーカーや欧米メーカーとの差別化に苦しんでいる。今後のGNSS事業をどうしていくのか、主に研究開発視点でその戦略を主人公(CTOかつ技術研究所所長)と共に考えて行く。
詳細情報
ケースID | 16-1094 |
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登録 | 2016 |
業界 | 通信機械器具・同関連機械器具製造業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 30 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |