瑞穂商事 2017
アブストラクト
瑞穂商事は岩田家のファミリービジネスとして腕時計の輸入卸商を75年間営んできた。この間、スイスやドイツの時計メーカーと交渉し輸入代理権を獲得して日本国内で販売する一方、ドイツのユンハンスブランドの腕時計を国内でOEM生産することから始まり、自社ブランドの腕時計を製造することで売上を拡大し、日本全国に拠点を構えるまでに成長した。しかし、2代目の岩田崇祺が社長に就任して以降、業績の低迷に歯止めがかからない状況が続いている。本ケースはそのような危機的事態の最中に入社した社員が、ファミリービジネスの制約のなかでどのような改革を実行する事ができるのかを探るケースである。本ケースには、瑞穂商事が取扱う腕時計ブランドとその販売方法、それを統括する営業本部の組織が紹介されている。主人公は限られた商品構成と旧態依然とした組織、過去の経営方法を一向に替えない経営者との関わり合いのなかで現状に疑問を持ち、行動を起こしていく。主人公はどのように課題を捉え、どうやって克服していけばよいかを実際に検証していく。
詳細情報
ケースID | 17-1032 |
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登録 | 2017 |
業界 | その他の機械器具卸売業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 26 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |