Toshiba 2017
アブストラクト
次世代の照明である白色LED照明は50年に一度とも言われる照明イノベーションとなった。大手企業の成長を支えた基本特許の期限満了を目前に控え、白色LED市場には多くの企業が新規参入を模索していた。本ケースは、こうした状況の中で東芝が外部技術を導入し、独自の革新的技術で白色LED市場に参入を試みた事例である。本ケースには白色LED照明市場の形成と基本特許の期限、政府の支援を受けた新規参入企業と競争構造の変化、外部技術の導入と参入後に顕在化する東芝内部の混乱が取り上げられる。競争環境の急激な変化と破壊的技術が競争戦略に与える影響を考慮し、革新的技術にも関わらず市場シェアが低迷する東芝の苦戦の原因について検討する。
詳細情報
ケースID | 17-1071 |
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登録 | 2017 |
業界 | 電子デバイス製造業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 20 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |