アブストラクト
日本型製造業のロームの製造子会社であるローム浜松の現状の問題点と今後の進むべき方向を模索する。垂直統合型(IDM)生産体制は、外部環境変化への柔軟性が弱いが、ロームはその体制を貫き通すべきか、また末端の製造子会社からIDMの「強み」を発揮することはできないのか。次に、ローコストオペレーションの要であった製造子会社ローム浜松で発生している「現場の」問題について、①納期問題と②人材問題の2側面から考察を行う。半導体を搭載する商品のPLCが短命化し、多品種少量生産に加えますます短納期が要求されている。また、慢性的な人材不足の中、労務費削減の為のアウトソーシング戦略の限界とその打開策の一案を検討する。
詳細情報
ケースID | 17-1121 |
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登録 | 2017 |
業界 | 電子デバイス製造業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 24 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |