アブストラクト
日本電信電話株式会社(NTT)は1985年の民営化以降、約35年間、堅調ながらも着実な成長を遂げてきた国内大手の電気通信事業者である。NTTは、令和元年を迎える2019年に、グループの大型再編を含む新たな中期経営戦略を発表した。本ケースは、国内通信業界の変遷とNTTの沿革を振り返りつつ、NTTが新たな舵取りを決断するに至った意思決定の事例に関する討論を通じて、広く様々な業界で活用できる、次の学びを得ることを目的とする。1. 企業経営における理念の役割、2. 理念の効用に濃淡があるとした場合、その濃淡を決定づける要因(業界、企業規模、事業内容、戦略等)、3. 日本の通信業界において、主要な事業者の趨勢を決定づけた要因、および既存の産業構造に変化がもたらされた要因。
詳細情報
ケースID | 19-1008 |
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登録 | 2019 |
業界 | 管理,補助的経済活動を行う事業所(37通信業) |
分析領域 | リーダーシップ |
ページ数 | 26 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |