アブストラクト
これまでの地方銀行は、地域の個人・法人にとってインフラの一部のような存在として支えてきたが、昨今の長期金利の低下、少子高齢化による人口減少、金融機関の競合激化によって、収入源であった利鞘商売(預金で集めたカネを融資として貸出し、その利鞘で儲ける)が機能しなくなり、収益状況は大きく悪化していた。監督官庁である金融庁は金融庁改革として、地方銀行を地域経済の成長に不可欠な存在として、新たな役割を求めている。金融庁が地方銀行の生き残り策として掲げられている「中小企業支援」とは何か、独自で行なっている銀行の取組みを検証し、あるべき中小企業支援の取組みを考察する。
詳細情報
ケースID | 20-1063 |
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登録 | 2020 |
業界 | 銀行(中央銀行を除く) |
分析領域 | アカウンティング |
ページ数 | 32 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |