アブストラクト
アクア薬局は、2014年に加藤信幸が創業した保険薬局だった。日本は戦後、高度経済成長期を経て見事に復活した。その成長の一翼を担った国民皆保険制度であるが、少子高齢化や国民医療費の増加に伴い、綻びが見え始めていた。政策誘導により医薬分業は推進され、薬局数は6万軒を超えた。医療費の適正化の下に、経営状況の悪化や後継者不足という問題を抱える薬局があった。大手チェーン薬局を主体としたM&Aによる業界再編の機運も高まった。さらに、オンライン服薬指導の導入を好機と捉えた新規参入の脅威もあった。このような環境において、アクア薬局の生き残る道はあるのか。アクア薬局の置かれた環境を分析し、意思決定を研究する。
詳細情報
ケースID | 21-1081 |
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登録 | 2021 |
業界 | 製薬業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 39 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |