希少疾病用薬 2023
アブストラクト
2023年現在における日本の製薬業界の製品構成は、2010年代までの生活習慣病を中心としたプライマリー領域疾患を対象としたものから、がんや希少疾病といったスペシャリティ領域疾患における患者個別の治療ニーズに対応するものへとシフトしてきている。この疾患領域の変化は、生活習慣病領域の薬の市場が飽和したことによる注目領域の変化という側面もあるが、一方で、医療用医薬品に関する政策や社会、技術の変化に対して、企業が存続をかけて対応した結果だった。特に近年は、大企業も含めて希少疾病領域の製品を新たに取り扱う企業が増え、もはやニッチでなはなく、市場のメインプレーヤーとなってきた。変化に対応した企業の戦略を考察する。
詳細情報
ケースID | 23-1108 |
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登録 | 2023 |
業界 | 製薬業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 32 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |