日本マイクロソフト 2015

アブストラクト

2014年、マイクロソフト米国本社では新たにサティア・ナデラがCEOに就任した。この時期、同社は創業以来売上高こそ増え続けてはいたが、市場の拡大を下回っており、もはや世界を変えるほどではない、凡庸な会社と見なされつつあった。日本マイクロソフト（日本法人）では、2015年7月に、平野拓也が社長へ就任することになった。本ケースでは、ソフトウエア産業の激しい変化や、様々な競合他社が出現する中で、ビル・ゲイツやスティーブ・バルマーがどんな経営手法を用いたか、当時流行した経営手法と比較しながら考察する。また、サティア・ナデラがどんな経営手法を用いて企業変革を行なっているか、平野は日本法人でどのような企業変革を実践すべきかについて考察する。

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