《東京》3月修了予定者・ケースライティング発表会
東京校では3月9日(土)にケースライティング発表会が行われました。本年3月修了予定者のうち38名が、長沢雄次教授をはじめ各々の指導教授のもと作成したケースの報告を行いました。既にMBAを取得した修了生だけでなく在校生など約200名が来場し、会場は満員となり大盛況でした。
ケースライティング発表会
すべての授業をケースメソッドで行っている本学では、ケースライティングをMBAの修士論文として位置付け、すべての卒業生にケースライティングを義務付けています。ケースには経営上の意思決定に悩める主人公が描かれており、その主人公の立場を理解し、その立場になり切り、悩みを解決するという経験を一つのケース・一つの授業で重ねていきます。
修了生の書いたケースは本学のMBA授業で実際に使用されることもあり、在校生に伝承され、彼らの意思決定者としての能力を高めることに寄与します。今回の発表会でも、授業で自分の書いたケースが取り上げられることを想定し、受講生の議論が分かれるようなクエスチョンを設定したという声も聞かれました。
修了生も在校生も新たな気持ちで
ケースライティング発表会は、当初は長沢雄次教授がゼミ内で始めたものでした。それが今や学校の公式行事となっています。ケース発表会は、MBAの修了を間近に控えた在学生が書き上げたケース発表の場である一方、既にMBAを取得した修了生、これからMBAを取得する現役生も学びを得る機会と共に、卒業・在校の年次を問わない縦のネットワーク作りの場として位置付けられています。
修了予定者は発表の中で、「自分の書いたケースを現場で実践する」「ケースを通じて学びを得たことを会社に貢献したい」と言った次へのステップを目指されている姿が印象的でした。
発表者だけでなく、修了生、在校生にとっても良い刺激となり、また新たな気持ちで前に進もうと皆さん決意されているようでした。