原島 秀哲さん
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3C分析、SWOT分析をはじめとしたフレームワークの基礎からマーケティングミックスの手法、企業価値を数字で捉えるコーポレートファイナンスなど、事業の創造に直結する基本的な知識を養うことができました。また...
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PreMBA
名古屋商科大学ビジネススクールには、MBAの基礎が学べるものとして「MBA単科」と「PreMBA《履修証明プログラム》」も開講されています。
今回は学術的かつ実務的にも、この分野の第一人者としてご活躍の及川直彦先生による、マーケティングエッセンスの講義レポートをお届けいたします。
本講義では「ビジネスの現場においてマーケティングとは、何をどのように考え、実践することなのか?」「バリュー・デリバリー・システム」を構成する「価値の選択」「価値の提供(創造)」「価値の伝達」の3つの要素について、ケース・ディスカッションに基づいて深掘りすることにより、この問いに対する答えを明らかにしていきます。
講義2日目(7月16日)では、「バリュー・デリバリー・システム」において、選択し創造した価値を顧客に気づいてもらい、それを認めてもらえるように導く「価値の伝達」を検討していきました。例えば、何をどのようにすることで、どこが「勝負どころ」なのかを、クラスディスカッションとケースメソッドを通じて考えていました。
午後に扱ったケースの一つは、「インサイド・インテル・インサイド」です。PCなどの補完製品であるCPUのいち製造メーカーにすぎなかったインテル社が、「インテル・インサイド」という広告上のキャッチフレーズ(メッセージ)の元、自社製品のブランド化に成功しました。
そして時代はPC一辺倒から、モバイル端末系の登場・普及へ。市場の変化に応じて、インテル社の広告戦略=価値の伝達は、どのようなものとすべきか。もっとも判断が困難なのは、インテル社のもつブランドイメージのコントロールです。広告戦略次第では、せっかく築いたブランド価値が大きく損なわれるかもしれません。インテル社がとった戦略を丁寧に紐解きながら、受講生が経営者だったらどうするか熱く議論していました。
MBA単科は週末土日2日間で1科目が完結する画期的なプログラムです。多彩なMBA単科から、強化したい領域のスキルや知識に焦点を当てて「1科目」から自由に選択できます。実例に基づくケースメソッドによる大学院レベルの学修を基礎から学べるので、実務で必要な知識をコンパクトに学びたい、もしくは自身のスキルをブラッシュアップされたい方に最適です。さらにはMBA取得を視野にいれてビジネススクールの学びを体験したい方にも。MBA単科で取得した単位は、大学院進学後に修了要件単位として認定されます。
東京校での、今後のスケジュールは→こちら←。
MBAのエッセンスを凝縮して1年間コースで学べるプログラムです。マネジメント領域の学修を網羅したカリキュラムを年間を通して体系的に受講することで、ビジネスに必要な高度専門基礎知識・スキルを修得します。プログラム修了時には学校教育法に基づいた「履修証明書(Certificate)」が交付され、社会人の学び直しやキャリアアップに有効です。PreMBAは高卒以上から受講することができますので、修了後、本ビジネススクールの学位プログラム進学のための受験に挑戦することも可能です。