原島 秀哲さん
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3C分析、SWOT分析をはじめとしたフレームワークの基礎からマーケティングミックスの手法、企業価値を数字で捉えるコーポレートファイナンスなど、事業の創造に直結する基本的な知識を養うことができました。また...
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PreMBA
名古屋商科大学ビジネススクールでは、週末2日間でマネジメントが学べるMBA単科を開講しています。弁護士で国際経営コンサルタントでもある植田統教授による「事業再生戦略」の講義の様子をレポートします。
企業において内部要因や外部環境による経営状態の悪化は起こり得ることです。経営危機に瀕した場合にそのまま会社を清算するのではなく、収益力や競争力のある事業を再構築することを事業再生といいます。事業再生のメリットは長年営んできた灯火を消すことなく存続することができ、また会社を支えてきた従業員の雇用を可能な限り維持することができます。この講義では事業再生に必要な経営者に求められる意思決定プロセスや、リーダーシップについて学びます。
この講義を担当する植田統教授は自身が弁護士であり、また世界NO.1の企業再生コンサルティング会社のアリックスパートナーズでライブドア、JALの再生を担当した国際経営コンサルタントとしての経歴をお持ちです。30年に及ぶ豊富な経営コンサルタント経験、経営者としての経験、金融業界での経験を弁護士業務と融合させ、専門性に裏づけられた企業経営へのアドバイスを行ってきました。講義では植田教授の博士としての学術的な側面と、実務家としての現実的な側面の両面から経営学にアプローチします。
講義では事業再生を行った日米の実在企業の事例をもとに、リーダーに必要な行動や考え方を学びます。ひとつにはアサヒビールが新製品を売り出すことでターンアラウンドに成功した事例を用い、その戦略を考察しました。また、米国IBMが90年代に倒産の瀬戸際にあった際CEOに就任したガースナーの事例をもとに、顧客の声に基づいた改革の実践方法をディスカッションしました。受講生は講義で学んだ内容を日頃の自分の仕事と照らし合わせて、実践的なマネジメント手法を意欲的に学んでいました。