佐々木 宏さん
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ケースメソッドによる経営・ファイナンスの学びを活かして実践的なスキルを養い、社内でのキャリアチェンジを成し遂げました。かねてより希望していた経営に関わる部署にて、主体的に経営層への提言を行うように...
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Executive MBA
牧田幸裕教授による「Marketing Management(オンラインでの対面遠隔授業)」が開講され、オンキャンパス(東京校教室)での授業同様、白熱した議論が繰り広げられていました。
牧田幸裕教授は、マーケティング戦略立案において、環境分析、市場機会の発見、セグメンテーション、ターゲティング、マーケティングミックス(4P)が整合することで、競争力の優位性を獲得することができると明言しています。
そこで、授業では「プロモーション」、「ポジショニングだけ」といった一部に注目するのではなく、マーケティング全体の整合性に注目する分析を行います。
多くの日本企業は顧客のことを理解しているつもりでいるかもしれないですが、出来ていないのが現実です。売上要因を説明する際、サプライサイド(製品・サービス提供側)の説明は出来ても、顧客ターゲットのどのようなニーズを解決でき、どれだけ伸び、別のターゲットはどれほど取り囲めなかったといった、マーケットサイド(顧客側)の説明には困難を示します。
授業4日目ではこのスターバックスのケースを使い、ターゲット顧客と提供価値の変遷が取り上げられました。美味しいコーヒーという「モノ」はあった創業期から、「場所」や「空間」を提供することで、競争優位性を変化させたスターバックスの戦略を評価しました。受講生たちはオンライン授業全体を通じて、一般的な知識付与や理論の座学(片務的講義)からは得られない、実践的なマーケティングリテラシーを磨くことが出来ました。
牧田幸裕教授のプロフィール
専門分野:経営戦略、マーケティング、デジタルマーケティング
京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科修了。ハーバード大学経営大学院エグゼクティブ・プログラム(GCPCL)修了。アクセンチュア戦略グループ、サイエント、ICGなど外資系企業のディレクター、ヴァイスプレジデントを歴任。2003年、日本IBM(旧IBMビジネスコンサルティングサービス)へ移籍。インダストリアル事業本部クライアント・パートナー。主にエレクトロニクス業界、消費財業界を担当。IBMでは4期連続最優秀インストラクター。2006年信州大学大学院経済・社会政策科学研究科助教授。2007年信州大学大学院経済・社会政策科学研究科准教授。2012年青山学院大学大学院国際マネジメント研究科非常勤講師。2016年長野市産業振興審議会副会長。2018年7月より現職。