入学説明会などで必ず質問を受ける項目として以下の2つがあります。今回は前者のEMBAとMBAとの違いについて解説したいと思います。
- EMBAとMBAの違い
- 仕事との両立
全社戦略(EMBA)と事業戦略(MBA)
この見出しで全てを表現しているのですが、EMBA(Executive MBA)は会社のトップ(代表取締役)の視座を習得するための教育課程です。EMBAの教育目的は組織のトップとしてジレンマを抱えながら最終的な決断や選択を行う立場を追体験し「トップリーダー」としての経験値を高めることにあります。一方で、MBAの教育目的は事業部の責任者としての立場で、戦略を策定して実行し、企業全体の発展に貢献するリーダーを育成することにあります。MBA=イノベーション人材、事業構想、起業家育成というイメージを持つ方が多いのは、それらが「事業戦略」を担う上で必要な能力であるためです。
実際にどの様な人が学んでいるのか?
EMBAは40代、MBAは30代が中心という紹介が行われると思いますが、あくまで平均としての話。重要なのは何を目的としているのか?という視点です。MBAは特定の事業部で新規事業・商品開発などを担当される方、EMBAは全社戦略を担う役員クラス・経営幹部の方々が多く在籍されています。
選択する判断基準は?
上記の様に、本来は「全社戦略」と「事業戦略」の責任者としてどちらに軸足を置くか?で教育課程が設計されているので、「今の自分の立場」ではなく「数年後の自分の姿」、を考えながら選択して下さい。
MBAとEMBAの違い | MBAとは?《MBA取得の意味と価値》 | 名商大ビジネススクール - 国際認証MBA
名商大ビジネススクール - 国際認証MBA
https://mba.nucba.ac.jp/about-mba/mba_and_emba.html