MBA教育の目標とは
MBA教育の目標とは
MBAを学ぶメリットとしてよく、1)論理的思考力が身に付く、2)最新のマネジメント手法が学べる、3)プレゼン能力が高まる、4)転職に有利、5)起業に有利などと紹介されることがありますが、それらは本質ではありません。確かにMBAカリキュラムでは年間100近い企業の事例(ケース)を利用したディスカッションを行います。しかしながら、それは教室で何らかの知識や手法を伝授するような事を目的としているわけではないのです(一方、後述のMScは学術志向なのでその傾向があります)。MBAとはケースディスカッションを通じて受講者が経営者が抱える様々なジレンマをその立場になって深く考え、「自分ならどうするか?」という疑問を自らに常に投げかけることで、「自分はどうあるべきか?」というAttitude(姿勢)を深く考えることを目標としています。