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MBAが求められる職業とは?

どの職業に就いている方がMBA取得に適しているか、この質問へのアプローチは複数ありますが、ここでは職業を職位と捉えると明快な答えが出てきます。すなわち、新卒採用から五年未満のいわゆる社会人経験が未熟な場合には、特定の専門領域(例えばファイナンス、マーケティングなど)における理論的な知識が豊富であることが期待されます(新卒の方にそれ以上の知識を期待すること自体無理でしょう)。その場合、教育機関として提供できるのはアカデミック中心の修士課程である「M.Sc.」が最も理想的なアプローチとなります。

そして、社会人経験が5年から10年というジュニアマネージャとなると、多くの後輩や転職組で構成された専門集団を束ねるリーダー的存在になってきます。その場合に求められるのは、グループという組織を統率するために目標を設定し実行する、成果を測定し管理する、マネージャとしての資質が求められてくるようになります。そのような能力の獲得には、学術的な知識のみでは到底手に入らず、実務を通じて得られた成功・失敗体験という経験に基づくプロフェッショナル教育が必要となり、「MBA」はこうした能力を育成するアプローチとなります。

最後に、ある1つの専門分野から複数の専門領域の意見を調整・集約し、全社的な意思決定に必要なアドバイスや提案を行うことのできる、ミドルマネージャの段階になると、会社全体(大企業の場合は「事業部」と読み替えてください)の利害関係を把握していなければならないので、実務経験は最低でも10年以上は必要となります。このような全社的な意思決定ともなると、単純に利益ではなく、順法精神や、ガバナンスといった倫理的な問題とも深く関わった議論ができるようになる必要が有るため「EMBA」というアプローチが最も理想的であります。


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