社会人に《博士号》は必要? - 後編
一体、日本には博士号取得者が何人いるのでしょうか?ルフトハンザドイツ航空が提供するヨーロッパ最大のマイレージといえる「Miles & More」、私が学生の時に申込用紙に称号の欄に(Dr. / Prof. / Prof. Dr.)と記載されていたことを今でも記憶しています。 Dr.とは博士号取得者もしくは医者、Prof.とは職位としての教授職、Prof. Dr.とはその両方を兼ね備えた者、となりますが、Miles & Moreのお申し込みサイトを確認してみると、今でもその3種類で運用されています。
さぞかしドイツには博士号取得者が多いかと思ったら日本の3倍でした。下表は文部科学省が公表した人口100万人あたり学位取得者数(2012年)です、国ごとの学位取得に関する事情が垣間見れますが、博士号に関してはそもそも1万人に1から3人って時点でそもそも希少人種です。参考程度に、身の回りの1万分の1はこんな感じらしいです。
・ハート型のプチプチ(見たことありません)
・幻の魚と呼ばれている鮭児(ケイジ)(小学校の同級生に健二くんはいました)
・四つ葉のクローバー(一説には10万分の1とか)
・ジャンボ宝くじ4等当選(5万円と一緒にしないで欲しい...)
イギリス | ドイツ | アメリカ | 韓国 | フランス | 日本 | |
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博士号 | 348 | 333 | 255 | 251 | 180 | 125 |
修士号 | 3765 | 2208 | 2395 | 1651 | 1973 | 607 |
学士号 | 6338 | 2598 | 5862 | 5974 | 2697 | 4438 |
さて私も博士課程の頃、一つ上の先輩に「博士論文発表会の日はおかしな人が出るけど気にすんなよ」と言われました。ゾンビが出てくるわけではありませんが、あまりのプレッシャーとストレスで「建物の中で傘をさして歩く」人が目撃されたりと噂は聞いていましたが、そういう自分も論文発表が終わって、愛車に乗り込むと・・・何とハンドルがありませんでした。なぜか助手席に乗り込んでいたのです。