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行動経済学の逆襲とは《MBA編》

MBAの教室で白熱する教室はどんな科目か皆さん想像できますか?マーケティング、経営戦略、リーダーシップなどが候補に出てきそうですが、本学の教室では何と「経済学」が白熱しています。まさか!と思うかもしれませんが、そうです、まさに「経済学の逆襲」です。経済学と聞くと需要曲線や供給曲線が登場して難しそうな関数や方程式を駆使する講義を連想してしまいますが、MBAで学ぶ行動経済学は一味変わっています。

人間の行動に着目した経済学、略して「行動経済学」が前提にするのは、人の行動はお金に関して必ずしも合理的でないという事。合理的な経済人を前提とする伝統的な経済学とは異なり、なかなか合理的に行動できない人間の本質に具体的な事例(ケース)を駆使しながら迫っていくのです。例えば、

  • 演奏会当日、ポケットからチケットを紛失した事に気づいた貴方は再びチケットを1万円で購入しますか?
  • 演奏会当日、ポケットから1万円札を落とした事に気づいた貴方はチケットを1万円で購入しますか?

もしかして、前者はNO、後者はYESとか考えてませんか?金銭的に考えれば2万円の出費という点で2つは同じ事、両方ともYESもしくはNOでなければなりません。しかしながら私達は「心の会計」というものに縛られて、紛失した1万円のチケットと落とした現金1万円を心の中で区別し、完全には合理的に考えられないようです(By 岩澤教授)。同様に、企業のM&Aや設備投資も景気トレンドや業界ムードなどの様々なバイアスから逃れられず失敗することが多いのは皆さんご存知の通り。こうしてMBA教育が行動経済学で導く一つの帰結は「優秀な経営者はいつも孤独」ともいえるでしょう。続きは行動経済学の教室にて...


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