最近、UFOの飛来目的について考えている栗本です。病んでいるわけではありません(笑)
MBAランキングはなぜ存在するのか?常に順列を求めたがる私達。多面的な情報をもとに客観的な評価を得られる「ランキング」は話題の的です。ただランキングというものは手法次第で結果が大きく変化するもの。例えば長者番付ランキングでは、年収での測定、金融資産での測定、総資産での測定といった「対象範囲」、そして自己申告額での測定、納税公表額での測定といった「集計方法」、さらに通貨購買力の換算手法、時価評価手法、といった「換算方法」の違い、さらには各要素の重み付けなどランキング発行体が何を強調したいかによる「評価方法」によって順位は変化します。
MBAランキングは極論を言うと「年収上昇ランキング」と「研究成果ランキング」と「学修環境ランキング」の組み合わせです。この要素間のウェイト付けは様々ですので、私たちは複数のランキング指標を組み合わせて考えることが求められます。ちなみに世界の3大MBAランキングとは「QSランキング」、「FTランキング」、そして「Economistランキング」のことを指し、2018年度のトップ5を見るだけでもMBAランキング発行体の強調点が透けて見えます。
Rank | QS Ranking | UK | FT Ranking | UK | Economist Ranking | US |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | Harvard | US | Stanford | US | Chicago*** | US |
2 | INSEAD | FR | INSEAD | FR | Kellogg* | US |
3 | HEC | FR | Wharton** | US | Harvard | US |
4 | Stanford | US | London | UK | Wharton** | US |
5 | London | UK | Harvard | US | Stanford | US |
* Kellogg School of Management | Northwestern University
** The Wharton School at the University of Pennsylvania
*** The University of Chicago Booth School of Business
FT Global MBA Ranking - Financial Times
QS Global MBA Ranking - Quacquarelli Symonds
Which MBA? - The Economist