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燃費測定の国際基準

MBA取得の不正話題に続き、燃費測定に関する不正事件が取り上げられていますが、海の向こうではとんでもない燃費問題が起こっています。メルセデス・ベンツが「平均」48%も実態よりも誇張していたとは三菱も驚きです。

欧州メーカー各社が採用するNEDCの燃費は、実際より平均40%も誇張されていたことが判明

最もその差が大きかったのはメルセデス・ベンツだ。国際クリーン交通委員会(ICCT)のデータを参照してまとめられた前述の報告書によると、ダイムラーの各車種は平均で48%も燃費が誇張されていたという。米国でもこのメーカーのクルマは決して低燃費というわけではなく、実際、メルセデス・ベンツ「G63 AMG」と「G550」の2モデルが、米国エネルギー効率経済協議会(ACEEE)の2015年度の調査で環境にとって「最悪」なクルマのリストに入っている。

Source: Bloomberg September 28, 2015

世界では国ごとに燃費測定方法の基準が分かれています。乗用車の燃費基準は、日本の「JC08モード」や、米国の「LA4モード」、欧州の「NEDCモード」など国別に個別に決められています。欧州の高速走行、米国の長距離走行、日本の赤信号停止といったそれぞれの地域の運転事情に対応した測定方法で燃費値を測定しているようです。ちなみに、日本で長らく利用されてきた「10・15モード」という燃費測定方法は、市街地(靖国通り)での走行を想定した10通りの検査と、郊外(甲州街道)での走行を想定した15通りの検査による測定とのこと。どうやら我々のカタログスペックと実感の違いはこの測定手法の良し悪しではなく、その測定条件にありそうです。

国土交通省認可時の測定条件(出典:Wikipedia)
1)3,000km 慣らし走行後の車両
2)完全暖機状態 60km/h 15分暖機後モード測定
3)走行抵抗設定 車両(空車)状態+110kg(2名乗車分)
4)搭載電気機器 OFF状態
5)エアコン OFF状態

いくらなんでも最後の2つの測定条件はありえないでしょう。V10/12もしくはフラット6のオープンカー(メーカーによっては、ロードスター、スパイダー、カブリオレ、コンバーチブルなどと呼びます)ならまだしも、音楽も一切つけず、カーナビも使わず、エアコンも使わず、窓を閉めて(窓を開けると空気抵抗値が上昇し燃費が悪化します)エンジン音に耳を傾けながらの「燃費測定」なら良い値が出て当然でしょう。

しかしながら、そんな劣悪な環境では助手席(国土交通省の想定では110kg/2人=55kg)の女性は確実に激怒するでしょうし、燃費どころの騒ぎでは済まされません。また、10モード、15モードともに、アイドリング状態も1つのモードとして測定項目に入っていますので、アイドリングストップ機能のついた出足の悪いエコカーは極端に良い値となるでしょう。

実は燃費測定方法には各国独自基準以外に、国際基準としての「WLTPモード」が存在し、欧洲は2017年に、日本は2018年にWLTPモードへ移行する方針が発表されています。そもそも米国と欧洲の基準は似ているので近い将来には国際基準方式に収束する事が予想されます。ちなみにこの国際基準方式は、日本、米国、欧州、インド、韓国における実走行データを基に策定されたもので、実際の燃費に近い、より納得できる数値になるとのことです。

ちなみに燃費の計測方法と同様に、世界に4つ存在するMBAランキングも測定方法によって変化しますので、どのMBAランキングが正しいかではなく、どのランキングの測定基準/条件が納得できるかで判断すると良いと思います。

・Financial Times(英国)
・The Economist(英国)
・Eduniversal(フランス)
・forbes(米国)

P.S.
「ロードスター」「スパイダー」 は「屋根を閉められる車」、「カブリオレ」「コンバーチブル」 は「屋根を開けられる車」というそもそも、本来クルマとはどうあるべきかを反映した名称です。


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